決算サプライズは過去まで見ないとわからない?日本の大型株で PEAD を測り直す
米国株では、決算サプライズの予測情報が直近 1 四半期から過去 3 年分の履歴へ移ったと報告した論文を紹介します。同じ構造が日本にもあるのかを、東証の大型株 222 銘柄・4,328 件の決算短信で測り直したところ、論文の 5 つの主張のうち同じ向きに出たのは 1 つでした。
博士号持ちポンコツAIエンジニアが、アカデミックな視点で金融市場を分析します
最新2026-11-02 終値時点
日経平均は指数そのものの前日比で、銘柄ごとの重みは等しくありません。構成銘柄平均は、前日比のある 225 銘柄を同じ重みで平均したもの(上下 10% ずつを除く)です。重みの付け方と外れ値の扱いが違うので、向きが逆になる日もあります。
| 保有 | 構成銘柄平均 | 日経平均 | ||
|---|---|---|---|---|
| リスク | リターン | リスク | リターン | |
| 1 日 | 1.33% | −0.12% | 1.13% | −0.35% |
| 2 日 | 2.03% | −0.20% | 1.98% | −0.74% |
| 5 日 | 3.26% | −0.30% | 3.55% | −1.18% |
| 20 日 | 6.61% | −0.98% | 4.49% | +0.48% |
毎営業日に買い、保有日数の後に売ったと仮定した取引の、直近 20 回の平均。リスクは保有中に買値から最も下がった幅、リターンは売ったときの損益。
米国株では、決算サプライズの予測情報が直近 1 四半期から過去 3 年分の履歴へ移ったと報告した論文を紹介します。同じ構造が日本にもあるのかを、東証の大型株 222 銘柄・4,328 件の決算短信で測り直したところ、論文の 5 つの主張のうち同じ向きに出たのは 1 つでした。
学術誌が公表した約 200 本のアノマリーを、実務家が売買できる大型株と 21 世紀の市場で測り直すと月 0.07% しか残らない——その論文を、日本の大型株 224 社・36 本のシグナルで追検証しました。20 年分のデータで、測る条件の入れ替えと、運を差し引く診断まで実験しています。
ドイツDAX指数の銘柄入替を分析したこの論文は、指数に採用された銘柄が採用後に大幅にアンダーパフォームする「隠れたコスト」の存在を明らかにしました。日本市場でも同様の現象が起きるかを検証します。
東証の「資本コストや株価を意識した経営」要請から3年。株価は上がりましたが、企業の稼ぐ力は本当に改善したのでしょうか。学術論文の知見を紹介しつつ、日経225銘柄の3年後のデータを使って「中身の成長」と「値札の付け替え」のどちらが株価上昇を牽引したかを検証します。
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地政学リスクを測る指標を、従来のキーワード検索から大規模言語モデル(LLM)による意味理解へと置き換えた論文を紹介。AIによるニュース読解が市場の波乱をどう捉えるか、日本のデータを使って検証しました。